【授業風景2】"くす玉"で モンキーハンティング実験
年末恒例(?)、物理基礎でモンキーハンティング実験の第2弾。
今度は斜方投射のモンキーハンティング実験。距離は約9m(教室の限界)。
射方投射モンキーハンティング実験(くす玉ver.)- The Monkey and the Hunter No.2 -
※実験をご存じない方は以下のサイトを参考にしてください。
なかなかいい反応ではないでしょうか。
授業の様子を撮影したのは期末試験後の、とある午後の授業。黒板にsin cos tanが出てきて、強い睡魔に襲われた生徒多数でしたがよく授業に付き合ってくれました。(もちろん起こしながら授業してますよ。何回起こしてもだめな生徒もいましたが。まあ・・・実業高校なので。)
的のピンポン玉には、衝突した瞬間が感動的にわかるように中に穴あけパンチのゴミが詰まっています。鉄球は空気抵抗に負けないためのおもりです。衝突するとキレイに中の紙が飛び散ります。
(※ ピンポン玉の落下距離がだいたい1mを超える実験ではおもり必須)
一般的に、モンキーハンティング実験は距離が長くなればなるほど、空き缶やぬいぐるみなど、弾に対して明らかに大きな「的」を使用します。
しかし私は「弾に対して、的が明らかに大きすぎる」という部分に、学校の理科実験でありがちな「インチキ臭さ」(実際に実験するとうまくいかないけど、この理論は正しいのですと言い張る的なやつ)を感じていたので、実験をやるときは弾と的の大きさをほぼ同じにして、長距離でこの実験を行っていました。
長距離での実験にこだわっていたのは、もちろんダイナミックな方が面白いから!
ただ、その実験は少々危険性がある実験なので(後ほど別クラスで実施したものをアップロード予定)、あまり人に勧められるような実験ではありませんでした。
そこでどうすれば安全な実験になるかとある勉強会でご相談したところ、UJ高校のA先生が、的が"くす玉"みたいに割れて中身が出れば同等の実験になりうるのでは?とアドバイスをくださり、それをもとに考え出した実験が上の動画です。
やはり、楽しい授業には楽しい実験が必須ですね!